作品名:ウォーキング・デッド[シーズン1] 評価:★★★★☆
ウォーキング・デッドは2010年にシーズン1が公開されて以来、根強い人気のゾンビドラマだ。現時点での最新シーズンは7
既に世界的な人気作品になっており、普段『ゾンビ物』を観ない視聴者層にも支持されていると思われる
さて、俺はこの作品をS1開始時からずっと観ているが、S7ともなってくると観始めてから7年、既にシーズン前半で何が起きていたのかサッパリ覚えていない状態だ
以前登場したキャラクターらしき人物が登場しても、それがいつどこで主人公たちと関わったのか全く覚えていない事も多い
そこで今回はS1からおさらいの意味で観返してみようと思い立った
観始めてみると、まず最初にカールを見て「え?」となる
主人公リックの息子カールは、最新シーズンでは既に青年の域に達しており、大人の階段を登り始めている感じであるが、シーズン1では幼児と形容しても差し支えのないレベル
子供の成長は早いという事実を確認できる瞬間だった
カールの変化に続くビックリ変化キャラは、チームの切り込み隊長ダリル
S7では必要な事以外には口を利かない寡黙なキャラだが、S1ではペラペラと喋る
兄のメルルに合わせたキャラ作りになっているのだろうが、S1初登場時などはS7とは完全に別人だ
7年間もウォーキング・デッドの世界で生きれば、このくらいの変化はやむ無しという事だなのだろうか
その世界の中で『チームリック』はS1での主要メンバー15人中、S7まで生き残っているのは4人。一般的に考えれば非常に低い生存率だが、他チームが次々に全滅している状況を鑑みれば、逆に非常に高い生存率を誇っているという見方もできる
ウォーキング・デッドもぼちぼち最終シーズンを迎えそうな雰囲気が漂ってきたが、最後はどうやって締めるのかは非常に興味深い
元々原作にはそれほど忠実ではないドラマなので、特にラストに関しては原作とは違った内容にしてくるだろうから、そこは余計な事を考えず素直に待ってみる事にしよう
実は既に観たドラマをシーズン最初から観る、という行為にかなり面白みを感じている。最初はおさらいの意味合いが強かったが、今では上に書いたキャラの変化などに加えて、小さな伏線の発掘や、ドラマが暗に主張する一貫したメッセージの発見など、なかなかに興味深い切り口で楽しめている
もちろんドラマ自体の完成度は非常に高いので、まだ観てないという奇特な方がいれば是非観てみる事をおすすめする
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