【JGC PREMIERE】1年間JALに”そこそこお得意様”扱いされてみた感想

旅行

サービス名:JALグローバルクラブPREMIERE
評価:★★★☆☆

 

一昨年の頃、俺はとてつもない海外旅行熱に侵されていた。1年で世界を2周し、タイやシンガポール、香港には何度も行った

ANAやJALをはじめ、世界中の様々なエアラインを使い、JALからはJALグローバルクラブPREMIERE(JGP)と呼ばれる、そこそこな上客扱いされるステータスをもらった
※特典は大して変わらないが、もう1つ上のステータスがあるので”そこそこ”と表現する

JGPはJALの組織するJALグローバルクラブ(JGC)の中でも、そこそこ金を使った人に与えられるステータスだ。ちなみにJGCは毎年年会費さえきちんと払っていれば、1度も飛行機に乗らなくても資格を維持できる

JGPはJALの所属するアライアンス、ワンワールドでも最高位のステータスであるエメラルド(ファーストクラスレベル)として扱われる
※ちなみにJGCはサファイア(ビジネスクラスレベル)扱い

このJGPを取得する為にはどれだけ飛べばよいかというと、ワンワールド所属のエアラインで80,000マイル飛ぶ必要がある。まあこれには大変複雑な変数や計算式が色々あって、単純な話ではないのだが、普通に飛んで取得するには、150万~200万円ほどの航空券代がかかる。出張で会社が出してくれれば良いのだが、自腹となればなかなかの金額だ

単純にJGPにそれだけの金を出す価値があるのかと問われれば、それは完全にNoだ

JGPのメリットはマイルが溜まりやすくなるとか

エコノミーに乗っていても、ファーストクラスカウンターでチェックインできるとか

ファーストクラスラウンジを使えるとか

優先的に座席予約が出来るとか

東京ディズニーランドやUSJにあるJALラウンジに入れるとか、結局のところその程度のものでしかない。間違いなく150万円も出して手に入れる価値は無い

ただ、もちろん海外旅行が大好きで、その結果としてJGPやその更に上のステータスを付与されたというのならば、それはそれで十分に特典を楽しめば良い
海外に行くのはいつも自腹、という俺から言わせてもらえればJGCで十分と感じた
そこそこ大きな空港であれば、必ずと言って良いほど十分快適に過ごせるし
エコノミークラスの大行列チェックインカウンターではなく、ビジネスクラスのチェックインカウンターを使えるし、荷物の重さも気にせずに済む
安全エリア内にあるキレイで安全なラウンジを使えるし、搭乗時も優先的に機内に入れる

確かにファーストクラスラウンジには、そこそこのレストラン並みの料理を無料で提供しているところもあるだろう
高いシャンパンが好きなだけ飲めるという事もあるだろう。だが空港内にレストランはいくらでもあって、2人で1万円も出せば十分満足のいく食べ物や飲み物を提供してくれる。その後でビジネスクラスラウンジに入れば良いのだ

ただし、JGP特典ではマイルが非常に早く貯まる(通常の2倍くらい)ので、本当に旅行が大好きであれば、年1回は計画的に大金を注ぎ込んだ大きな旅行をして、あとはマイルを使って小さな旅行をするという事であればCP(コストパフォーマンス)はかなり改善するだろう
俺の場合も1年で20万マイルほど溜まった
国内なら主要都市まで往復12,000マイルが基本なので、一人であれば16回、2人でも8回分の国内往復の特典航空券として使えるし、ヨーロッパなら2人で2往復出来る

年間200万円以上旅行に費やすような旅行好きであれば、計画的にこういう上級会員を狙っていく事にも価値があるだろう。だがLCC(ローコストキャリア)の倍近い金を出して、JALのようなFSC(フルサービスキャリア)を使って高いCPを得られる人は限られている
狭いスペースや長距離の歩行に強い苦痛を感じる人
仕事などの都合で、フライトのキャンセルや変更が発生する可能性が高い人
スケジュールに余裕が無く、フライトがオンタイムで運行しない場合の損失が大きい人
沢山の荷物を運ぶ必要がある人
そういう事情がない人は、LCCを利用する事でCPを最大化出来るだろう

俺は体がかなり大きい方なので、LCC向きではないのだが、正直そういう事情がなければLCCで十分だと思っている

必要に応じて適切なエアラインの適切な航空券を買った結果としてステータスが付いてくるならば、付与される特典の価値は高い。だが、ステータスの取得を意識して航空券を買っているならば、それは非常にCPの悪い行為である
俺は多少(?)後者の気があったので、特典は楽しんだが、もう1度同じ事をしたいとは思わない
もちろん、普通に旅行した結果として頂けるのならば謹んで頂戴するが。。。

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