作品名:恋愛小説家
評価:★★★☆☆
ジャック・ニコルソン主演の、偏屈ジジイがだんだんと良い人になっていく系映画。内容をおぼろげに覚えていたので、おそらくはるか昔に観たことがあったのだろう。Netflixで何か面白そうな映画ないかなー、とピコピコやっていてなんとなく観てみた
こんな男が出てくる作品を最近観たなと思っていたら、阿部寛主演のドラマ『結婚できない男』は本作をオマージュしたものらしい
もう20年も前の映画なので全体的に古臭さを感じさせるが、主人公のメルヴィンが意外に可愛いキャラで結構楽しめる。もう少し偏屈でもいいと思うのだが、実は良い人感が滲み出すぎて、最後は良い人になりすぎて逆に違和感すらある
女性をリアルに描写するコツを聞かれて一言「男をベースにして、そこから理性と責任感を取り去ればいい」。まあ同感なのだが、ゲイ蔑視の台詞といい、色々と隔世の感があるなと。時代は良い悪いはともかく変わったもんだなと
本作で主演のジャック・ニコルソンはカッコーの巣の上で以来、実に22年ぶりのアカデミー賞主演男優賞を受賞しており、世間では高い評価を得たのだが、俺はシャイニングのイカれたお父さん役、バットマンの更にイカれたのジョーカー役、アバウト・シュミットでの普通のおっさん役の方がしっくりくる
偏屈なジジイ役はクリント・イーストウッドにでも任せておいた方が良い。『グラン・トリノ』とかいい味出してるし
恋愛小説家 (字幕版) – Trailer
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