作品名:ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
評価:★★★★★
Ep4が日本で公開された頃、俺は生まれた。映画に関する最も古い記憶は、親父の隣に座らされて「チュンチュンチュンチュン」とか「ブウォーン」とか「コーホーコーホー 」みたいな音のする何かを大爆音で観ているというものだ
Ep1が公開された頃、俺は成人していた。当時住んでいた葛飾区から近い上野の映画館に友達と観に行った。その映画館は今はもう無い。昔の上野には映画館が沢山あった記憶があるが、今は殆ど残っていない
俺にとってSWは映画という枠を超えて、人生に深く関わっている作品だ
正直ローグ・ワンには期待していなかった。Ep7がガッカリな出来だったので、サイドストーリーがそれを超えて来るとは思えなかったからだ
だがその期待は大きく裏切られた。プロファンディティからタンティヴIVが離脱した時、俺は涙を流していた
ローグ・ワンにはSWに対する愛が散りばめられている。スター・デストロイヤーの質感からダース・ベイダーのライトセイバーの使い方にまで、そこかしこにSWに対する愛と敬意が込められている。そしてローグ・ワンはEp4に存在していた小さな違和感をも解消した。まるでルーカスが40年以上前にEp4の脚本を書いた時、ゲイレン・アーソ(名前は無かったのかもしれないが)の存在を意識していたかのように、ローグ・ワンはスター・ウォーズという巨大なパズルにピッタリとはまる重要なピースになった
俺は本当に気に入った作品だけはブルーレイで購入していて、新旧6部作はもちろん買った。Ep7は買わなかったが、ローグ・ワンは事前にAmazonで予約して発売日前日に手に入れた
SWファンならば今更勧める必要もないだろう。だが、もしSWを観た事は無いが興味があると言う人がいたならば、ローグ・ワンを観る前にEp4,5,6は必ず観ておいて欲しい。Ep1,2,3も観れれば完璧だ。Ep7はEp8の公開直前に我慢して観れば良いだろう
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