【SCOOP!】爽やか系の福山雅治は亡くなりました。幾つかの意味に於いて

映画

作品名:SCOOP!
評価:★★★★☆

 

俺の中の福山雅治と言えば『ひとつ屋根の下』のチイ兄ちゃん。イケメンで優しくて金持ちという神レベルの役どころだが、嫌味っぽさが殆ど感じられないのは、彼の持つ爽やかオーラの為せる技であっただろう

全く関係ない話だが、古臭い一軒家と江口洋介という要素が一致しているためか、最近俺の脳内では同じ頃に放映された『僕らに愛を!』との違いが認識できなくなっている

 

本作の福山は相変わらずのイケメンは健全だが、全身から退廃的なオーラを放っており、かつての爽やかオーラは完全に失われている。なんせ初っ端からカー○EXしてるくらいだ。爽やかどころの騒ぎではない

出演陣は爽やかじゃない福山雅治。最近では本家(宮○あおい)より可愛いと俺の中で話題の二階堂ふみ。俺のあこがれリリー・フランキー。そして笑顔が全く似合わない女、吉田羊

全体的に俺好みの布陣であるが、二階堂ふみがちょっと…な事を除けば、あとは流石のベテラン。それぞれが与えられた役柄を見事に演じきっている

特に吉田羊演じる定子が発する圧倒的な大人の女オーラ。男が女に対して密かに求めている寛容の精神と包容力を兼ね備えている。若い女と大人の女の間で揺れ動く、微妙な男心も密かな見所だろう

そして作中で定子の同僚である馬場が踊ってたオールブラックスの「カマテ!カマテ!」だが、昔々親父が観ていたラグビー中継で目にした瞬間弟の中でのスマッシュヒットとなり、一時期頻繁に踊っていた事を思い出した。あいつは昔からよく踊るやつだったな

 

本作は娯楽映画であるので、お世辞にも深みがあるとは言えないが、テンポが良くて非常に楽しい作品だった

エンドに関しては不快感を感じる人も多いだろうが、あれはあれでいいんじゃないかと俺は思っている

おすすめはするがエロ要素が多いので、間違っても家族団欒の時間に観るような事の無いように注意して欲しい

 

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